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転送電話(ボイスワープ)を見分ける

解析タイムを見ることで、転送電話の可能性を見分けられることがあります。

● 悪質な営業・または犯罪行為に使用していると思われる回線について、それが 表記通りの市外局番内にあるとは限りません。 その確認に、役立ちます。
● ボイスワープ転送の場合、DAブラックホールは解析結果は転送先である最終到達点の状態を表示します。そのため厳密な調査にはボイスワープの有無の確認が必要です。




1. ボイスワープ(転送電話)
 
解析タイムが長くなります。


〔転送電話〕
対象回線の [ 解析タイム ] が、周囲の同質回線に比して2倍以上を要していることで見分けられます。



理由

通常の解析の場合、
[加入者]--[LS]--[TS]--[LS]--[加入者]  の間で基本シーケンスされますが、

ボイスワープ(転送)の場合、
[加入者]--[LS]--[TS]--[LS]-(転送処理)-[TS]--[LS]--[加入者] 

のように、間に2回線分の処理シーケンスが入り、交換機の最終応答([DISC])に倍の時間がかかるためです。


〔例外情報〕

解析にPHS回線を使用する場合は、 解析タイムが不安定になるため、この方法は推奨できません。ただし、複数回の解析で平均タイムをとることにより、見分けられることがあります。
KDDIのメタルプラスなどVoIP系直収の場合、一見、NTT収容のアナログ回線と見分けがつかないことがあるため、転送電話と誤認してしまうことがあります。厳密な切り分けを行う場合はキャリア判別が必要です 。(直収MNP・MNP対応IP電話等については、キャリアを見分けるを参考にしてください)


 


2. 転送状態の有無を、より精度を上げて確認する方法。


PHS回線での解析や、回線コンディションのバラつき等により、1. の方法だけでは精度に不安がある場合は ボイスワープ(無条件転送)の有無を、NTT 114 話中調べ の特性を用いて調べることが可能です。


・NTT 114 の反応特性

ボイスワープの可能性のある番号を 114 で調べてみます。

「おまたせしました、0x-xxxx-xxxx番は ただいま空いております」→ ボイスワープ契約ではない
「おまたせしました、0x-xxxx-xxxx番を お調べいたしましたが、確認できませんでしたので、係の者におつなぎします」→ ボイスワープ・ISDN・PBX・その他のトラブル

ISDN・PBX・その他のトラブルについては、DAブラックホールで事前に調べることができますので、残りの要素である「ボイスワープ契約ではない」可能性を切り出すことができます。
 

その理由

NTT 114 話中調べは、指定された番号のLS(加入者交換機)に直接問い合わせを行います。
転送処理における再問い合わせは行わないため、ボイスワープにあたった場合は「確認できませんでした」となります。
ただ、NTT 114 話中調べで話中が確認できない原因は他にもあるため、DAブラックホールと組み合わせ、他の状況を排除することによってボイスワープの有無 を確認することができます。

〔例外情報〕
1. 」と同様です。厳密には キャリアを見分けるを参考にしてください。


知財情報:このページの「2. 」の方式を請求項に含むボイスワープの切り分けに関する装置の特許出願・公開・審査が確認されています。ただし「2. 」の方式を、DAブラックホールと組み合わせたうえで、手技・目視により切り分けを行うには知財上の問題は生じません。しかし一体化した装置として 第三者に販売する場合は知財情報の確認が必要です。

 

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