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子番号をたしかめる

 子番号をたしかめることは、次の利点があります。


● 回線契約者が自己の代表番号・子番号を正確に把握しているとは限りません。
● 販売担当者も「代表番号」と「子番号」の正確な区別がつかない人は大勢います。(→後述)
● このような現状から、当事者の申告と実態があっているかを確認する上で、子番号をたしかめられれば多くの手間を省ける可能性があります。

● 特にISDNの場合、子番号といっても「代表と子」「ダイヤルイン」「iナンバー」「サブアドレス」など、似た機能の商品がいく種類もあり、これに“電話はISDN”だが“FAXはアナログ”、「グローバル着信」の有無・P-P・P-MPの契約など、請求書に記載されていない事項は多数あります。


●また一部の人にとって、表出していない子番号を得ることは、他者に対する大きなアドバンテージになります。

いくつかの方法・条件によって、子番号をたしかめられます。

まず 基本となる「小規模事業者」に多い 1~10回線番号を基本課題として想定します。
小規模事業者とは、事業規模のことではなく、受付業務員規模3~5人程度の回線上の規模のことです。

例)
・地方都市のプレイガイド(有人対応チケットオフィス)
・ゴルフ場の予約台と代表番号
・飲食店・風俗店の通常予約番号・事務回線・優先予約番号
・車検場の予約台と代表番号

これらの多くは、ISDN・または アナログの組合せで導入しています。
小規模なアップセル(受付営業)は行われているかもしれませんが、ピーク管理は行っていない程度の規模です。

大手プレイガイドについてはこちらにありますが、当ページはその基本となるものですから、かならず目を通してください。






1. 基本調査
 
表出番号の確認とマッピングをします。


〔回線構成〕
小規模事業者に多い構成は、一般に次のようなものです。
 ・代表組み(アナログのみ)
 ・ISDN(ダイヤルイン/iナンバー)
 ・ISDNとアナログの平行運用

 これらの情報は、相手方が事業者である場合、電話帳に掲載されています。
代表電話は [(代)] 、ISDNの場合は[INS]と表記されます。

原則として、代表と子番号は、同局番に組まれます。(PBXに収容する都合上)
しかし 巨大な建物であれば、異なる局番でも集中して振られることもあります。
以下は私がよく行く高田馬場のスポーツプラザですが、電話帳に配番ポリシーが表面化した例です。

連番ですので、表出されていない番号もよくわかります。(電話帳って素晴らしいですね)

インターネットタウンページより引用(2007年)


 この場合、まず 03-3208-7*** に 代表子番が振られていることが想定されます。
そこで DAブラックホールのインクルード機能を用いて、マッピング化 を行います。
具体的には 以下のようなインクルードパターン(範囲)が考えられます。




また、他の個別にふられた配番で表面化していない番号をたしかめるには、以下のようなインクルードパターンも考えられます。



 これにより、隠れた配番パターンを把握します。
あとは、連番中に出てきた番号について事業者に問い合わせるか、実際にかけてみれば確認できます。
なお 代表親子・同種の原則により、親子関係の判別が明確になることがあります。詳しくは次項2. 述べます。

注意喚起

インクルード機能やシーケンサー機能など「連続発呼」を用いる場合は、かならず冒頭に 184 をつけます。
 これは 自己のプライバシー上の問題ではありません。
番号を通知した状態で、不完了呼を連続発生させると、交換機にとっては ‘ ワン切り ’ と同じに見えます。通信事業者が、番号通知を含む不完了呼を制限することは、総務省も条件付で認めています。 (有線電気通信法 第13条2により 営利事業者が「符号(電話番号)」を送信することは罰則が規定されています)
184 はかならずつける必要があります。



2. 代表親子・同種の原則
 
中小規模の場合、親番号と子番号は同じ回線種です。


  前述の1. の方法は、単純なわりに強力ですが、精査できたとはいえません。
子番が2番号しかない場合(iナンバー等)は、見分けがつかないことがあります。
そこで、さらに精査・応用にあたって、次の理論を理解しておく必要があります。


〔親子同種の原則〕
理論上、代表組みは、ISDN/アナログの混在が可能ですが、例外的です。
ISDN/アナログでの代表混在は、次のような事情に対応していました。

 ・一部にISDNを導入したいが、既存のアナログ電話機・PBX網も使用したい
 ・一部の番号を変更したくない(ISDNは当初、同番移行ができなかった時期がある)

 しかし これは 次のような問題点があり窓口・営業レベルでは、なるべく「避けるべきこと」とされています。
その理由は
 ・代表をISDNに対して組むと、P-MP接続ができない(してもいいが 先頭番号の1チャネル-1B専用になりISDNにする意味が半減する)→  通常は グローバル着信+ダイヤルインを推奨する
 ・代表とは複数回線をまとめたもの・・・と前述しましたが、ISDNは1回線に2チャネル-2Bあり、通常はダイヤルインを組むが、代表番号とダイヤルインの組合せは 順次サーチの考えと矛盾するため、事実上は不鳴動を起こして使い物にならない。


 これらのことから、基本的に 代表+ダイヤルインは デジタルPBXに収容することを前提としています。
これは小規模事業者には必要のないことです。
またデジタルPBXを導入して代表状態を死守する必要がある規模であれば、主回線はINS1500などの大型回線に一本化するほうがコスト的に推奨されます。
 つまり、あえてISDN/アナログを混在させて代表組みするメリットはほとんどないと言ってよく、どうしてもどちらかを使いたければ、ISDN/アナログのどちらかを その代表組からはずせばよいことです。

このような実態から、親番と子番の関係は、アナログ/デジタルのどちらかに統一されることが大半であり、ダイヤイン構成の運用実態からも、ほぼ親子間は同じ回線種であると考えて差し支えありません。

 


3. 同種の切り出しと判別方法
 
DAブラックホールにしかできない方法です。


通常は、その企業の「FAX」の番号をみれば、その局番内が子番号であることは明白です。

しかし、ダイヤルイン(上限100番号)ならともかく、iナンバーなど 3番号程度の場合、表出していないことがあります。
その当事者に聞いても「なんだったっけ?」という場合があり、116で あらためて聞いてもらうわけですが、多くの場合 要領を得ず、結局、技術者が現地に行って確かめなければならない・・・という事態はよくあります。

 アナログ回線の場合、代表組+配番特性は1. の例のように 明確ですが、ISDNの場合、複雑なサービス体系のために厄介なことがあります。

 そこで、DAブラックホールと、前述2. の「代表親子・同種の原則」を用いて切り出しと判別を行います。


例として、調査する対象の 表出番号が次のような結果だったとします。
(これは東京都内のある飲食店の例です。都合上、局番を変更しています)
 


 この周辺の番号をインクルードでマッピングします。



すると同じ回線種の番号が近隣に発見されました。
 

この時点では確定的ではありません。
そこで、この番号を エクスポートし、シーケンサーで重点解析します。
具体的には次のように記述します。
 

03-1234-3312
03-1234-3367
03-1234-3369
#
# 20秒間待機
#
%WAIT 20
#
#
%LOOP 30

 このファイルを、相手が忙しい時間帯(着繁期)にシーケンサーで動かすと、一斉にビジーとなっていました。
 

 このことから、表出していない子番号(裏番号)は、
・03-1234-3367
・03-1234-3369
であることが強く推定されることになります。

着繁期以外の時間帯は、相手方の了承を得て、2回線分の電話をかけ 人工的にビジー状態にすることにより、容易に行えます。
 


雑誌等では「インクルード機能」のみを用いる方法を推奨している場合がありますが、当サイトではそれでは不充分と考えており、精査にあたっては「シーケンサー」による絞込みを推奨します。


〔子番号という用語について〕

 代表電話とは あくまで 複数の回線(インターフェースグループ)をとりまとめた「代表群」のことであり、あらかじめ決めた代表番号に着信があった場合、代表群の中から空き回線を選んで着信するサービスです。
この空き回線になる番号を「代子」・表出している代表番号を「代親」と呼びます。

 一方  ISDN単線(BRI)の場合であっても、ダイヤルインの回線番号と追加番号を それぞれ「親」「子」と呼びます。しかし契約上は、たとえ複数番号であったとしても 単線である限りは「代表組み」ではありません。
 ISDNが単線でも代表組みのように見えるのは、
・グローバル着信の契約者回線番号+ダイヤルイン追加番号
・iナンバーを追加して、TAの鳴り分け機能で 複数のアナログ電話に分散
といった契約・設定をしている場合です。

 しかし、これらの取り決めは回線経路上の出来事・契約上の問題であって、利用者側にとっては「見える番号」と「見えない(見せない)番号」に違いにしかすぎません。

 そこでこのページでは、便宜上「隠している・忘れている・意識していない番号も子番号(裏番号)」と呼びます。
交換機によって タグ付け された関係にある番号を、総じて「親番・子番」とすることで運用実態と説明の整合性をとります。
 

 
 

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