A. ステルス性の保持や、課金防止に効果的だからです
9600bpsにすると低位レイヤ整合性が付加され、課金されにくくなるからです。
解析に使用するTA/PHS・携帯電話によりますが、9600bpsにすると解析時「低位レイヤ整合性」が付加され、ステルス性 が向上するとともに、課金されにくくなるからです。
あるプロバイダのアクセスポイント(ISDN対応)を解析した場合の違いを、プロトコルモニタで表示 しましたので参考にしてください。(表参照)
プロバイダのAPは、ほとんどの場合・課金されるものですが、低位レイヤを付加することで 課金されにくくなります。
はじめて使用する方には、課金されないほうが安全なので、弊社の出荷時設定・および推奨は9600bpsをデフォルトにしています。
山崎はるか氏(2007/08)
転載許可取得済
プロトコルモニター
1 01110000 着番号 2 00001011 内容長 :11 3 1------- 拡張 :最後 -000---- 番号種別 :不定 ----0000 番号計画識別 :不定 4 00110000 着番号ディジット : (中略) 1 01111101 高位レイヤ整合性 2 00000010 内容長 :2 3 1------- 拡張 :最後 -00----- コーディング標準 :CCITTおよびTTC標準 ---100-- 解釈法 :最初 ------01 表現法 :高位レイヤ 4 1------- 拡張 :最後 -0000001 高位レイヤ特性識別 :電話 |
1 01110000 着番号 2 00001011 内容長 :11 3 1------- 拡張 :最後 -000---- 番号種別 :不定 ----0000 番号計画識別 :不定 4 00110000 着番号ディジット : (中略) 1 01111100 低位レイヤ整合性 2 00000110 内容長 :6 3 1------- 拡張 :最後 -00----- コーディング標準 :CCITTおよびTTC標準 ---01000 情報転送能力 :非制限デジタル 4 1------- 拡張 :最後 -00----- 転送モード :回線交換 ---10000 情報転送速度 :64 kbit/s 5 0------- 拡張 :継続 -01----- レイヤ1識別 : ---00001 レイヤ1プロトコル :V.110 6 0------- 拡張 :継続 -1------ 同期/非同期 :非同期 --0----- インバンド交渉 :不可 ---00010 ユーザ速度 :1.2kbit/s 7 0------- 拡張 :継続 -01----- 中間速度 :8kbit/s ---0---- 送信網独立クロック :必要無し ----0--- 受信網独立クロック :受信不可 -----1-- 送信フロー制御 :必要とする ------1- 受信フロー制御 :可 -------0 予備 : 8 1------- 拡張 :最後 -01----- ストップビット数 :1bit ---11--- データビット数 :8bits -----011 パリティ情報 :無 1 01111101 高位レイヤ整合性 2 00000010 内容長 :2 3 1------- 拡張 :最後 -00----- コーディング標準 :CCITTおよびTTC標準 ---100-- 解釈法 :最初 ------01 表現法 :高位レイヤ 4 1------- 拡張 :最後 -0000001 高位レイヤ特性識別 :電話 |
結果 |
結果 |
注)文頭のあいさつや署名欄など、当項目に関係のない部分は省略させていただきました
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