DAブラックホールは1.8からサブスクリプションライセンスが始まりました。以前の1.7 Standardが、現1.8のElements(永続ライセンス)になりましたから、StandardユーザーにとってはElementsを買ってしまえばサブスクリプション化は影響ないかもしれません。
だけど1.7 Professionalユーザーは1.7系販売終了にともなって表面上・増設方法がなくなりました。
この改正はキャリア判定・複数台運用のリスト作成事業者には地味に痛い。新しく1.8を入れたら、異なる素性の解析タイムが混ざることになります。簡単には部分リプレースできません。
追記:ダウングレードする方法がありました
そこでこのページではDAブラックホール1.7 (永続ライセンス)を2020年以降でも買う方向けのポイント、情報をまとめています。
1. DAブラックホール1.7を追加購入できる要件
2019年7月1日からDAブラックホール1.7の新規購入はできなくなりましたが、発行済みライセンスの「個数増加」はできます。ライセンスを1つ持っていれば、そのライセンスカードの「個数」部分を増やすことができます。
またDAは1.5以降のライセンスの「上位書き換え・アップグレード」を受け付けていて、ElementsからStandard・Professionalへのアップグレードも可能です(本体サポート終了後も可)。
〔要件〕
以下の要件をすべて満たせること。
- DAブラックホール1.7のライセンスカードまたはプロダクトキーを持っている方
- DAブラックホール1.5~1.6の方は1.7にアップグレードすること
- 自分のメールアドレスをユーザー登録している、またはプロダクトキーを使って自分のメールアドレスをユーザー登録できる方
- 「使用する人が増えた」事業者に限る(個人事業可)
〔理由〕
DAはブラックホールのライセンスを「1ユーザー・1ライセンス」と規定した時期がありました(人にライセンスが紐ついているライセンス形態)。
ところがDAブラックホール1.5(2006年)から「1ライセンス・1クライアント」へ制度変更が起きました(インストールしたシステムの数にライセンスが紐ついているライセンス形態)。
この途中変更が後継製品のアップグレード優待の制度チェーンを経由して現在まで到達し、制度上はライセンス所有者から「使う人が増えたからクライアントを増やしたい」と申告をされれば原則として販売時の差額に事務手数料を加えた金額で応じているそうです。(2020・1・19
サポート公式回答)
〔注意点〕
- ライセンス数の増加によってインシデントも規定通り増える。
- しかしDAブラックホール1.7のテクニカルサポートは2020年6月30日で終了する。この日以降はインシデントも使用できない。
- 増加ライセンスのアップグレードは事務手数料を支払えば可能(優待対象外)。
- サポートが終了したソフトウェアは いつ使えなくなるかもわからないものなので、DAとしては、まったくおすすめしないそうです(笑)